神寿山法華寺と号します。
小塚原法華庵として小塚原仕置場の死刑囚の菩提を弔う寺でした。
大正12(1923)年に小塚原から赤羽岩淵へ、大正15(1926)年に当地へ移転しました。
昭和22(1947)年に法華庵から現寺号に改称しています。
旧日光街道沿いに法華寺の駐車場、その奥に山門があります。
<南無妙法蓮華経>
題目塔「南無妙法蓮華経」です。
塔裏に「無縁法界菩提」と刻まれています。
「神田材木町 石屋長兵衛」と刻まれています。
紀年が読み取れませんでしたが、小塚原から移設された古い題目塔かもしれません。
浄土宗の回向院(南千住)には題目塔「南無阿弥陀仏」がありますが、
浄土宗である延命寺(南千住)に、「南無阿弥陀仏」ではなく、題目塔「南無妙法蓮華経」が存在するのは、
本来は小塚原法華庵に建てられたものかもしれません。
<百度石>
参道左手に「百度石」があります。
<稲荷神社>
立派な石鳥居の先に、稲荷神社が祀られています。
<石碑>
昭和13(1938)年8月建立の碑です。
<延寿地蔵尊>
昭和10(1935)年7月建立。
<切支丹灯籠>
庫裡の前に切支丹燈籠が一基あります。
詳細不詳です。
<南無妙法蓮華経>
本堂前の題目塔「南無妙法蓮華経」です。
<本堂>
本堂の扁額は「神寿山」です。
<法華寺境内遺跡>
境内は、古墳・奈良・平安・近世の時代の集落跡の遺跡です。
子持勾玉(こもちまがたま)が出土しています。
<高射砲保木間陣地>
現在の日光街道西側の西保木間2・3丁目に第二及び第三陣地が、東側の保木間5丁目に第一陣地がありました。
・高射砲保木間第1陣地(口径12cm高射砲が6門レーダー1基) 足立区保木間5丁目
・高射砲保木間第2陣地(口径8cm高射砲が6門) 足立区西保木間3丁目
・高射砲保木間第3陣地(口径8cm高射砲が6門) 足立区西保木間3丁目・2丁目
(詳細はこちらで記載)
国道4号線に面して鳥居がある「笠間稲荷神社」です。